モノづくり体感スタジアムレポート②
2009/10/05 12:00



皆さん真剣です
モノづくりスタジアムレポート後半です。
シンテックブースを2分した片側、超高圧ゾーンでは
スケジュール制で『超高圧実験を体験しよう』と題して、
常温の氷(通称:ホットアイス)を作る実験を皆さんに
体験していただきました。
使った装置は、サファイヤアンビル高圧発生装置『SEED』で、
超高圧の状態をその場観察ができる特徴があります。
水をメインサンプル、氷Ⅵ相の相転移圧力をターゲットにして、
幅広い年齢層に触ってもらえるよう、設計を工夫してきました。
当初は4台の装置を準備し、1台を予備で配置する予定でした。
が、トラブル発生のため急遽、予備なしで当日を迎えることになりました。
後でこの一台があれば・・・という大盛況ぶりだったわけですが。



各回の流れとしては、簡単に『圧力とは?』をテーマにしたスライドで簡単に説明し、
その後、皆さんに実験をしてもらうといった形式にしました。
友人に会社の仕事内容の説明をしたとき、「何?超高圧って」とほぼ毎回言われてきたほどなので、
超高圧なんて言葉、普段から耳にすることはないだろうなということで、説明部を設けたわけです。
久々でした、マイクなんてもって人前で話をするのは。
親子で参加されている方が多かったですが、中には実験をするなんて何十年ぶりだろうといった
年配の方もいらしてました。
子供さんはハンドルをしっかり握りしめてがんばっていましたし、
お父さん、お母さんも子供さんがそばで見ているので、妙な緊張感があったり・・・。
私たちもこういった大きなイベントは初めてだったので、最初は不安もありましたが、
皆さんの笑顔を見られるたびに楽しい時間となりました。

2日間とも午前中には予約が埋まり、我々の予想をはるかに上回る人がブースに足を運んでくださいました。
急遽、予約時間外にも枠を延長して希望者を募り、合計約300名の方々に結晶作成に挑戦してもらえました。
また、共同開発者の岡山理科大学、森嘉久先生もブースに駆けつけてくださいました。
アルバイトの学生さんたちに、実験のサポートをお願いしていたのですが、
当日のどたばたの中でも要求に答えてくれ、がんばってくれたおかげで、
どの回もスムーズに進めることができました。
主催者様も当日のスケジュール変更に対応していただきました。
いろいろと不手際もあったかと思いますし、もっと説明したいこともあったのにと後から思うところがたくさんあります。
シンテックとしても今後のいい勉強となりました。

この場をかりて・・・みなさん、ありがとうございました。





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